第二十三番札所 達谷西光寺

【姫待不動尊】
別當 達谷西光寺べっとう たっこくせいこうじ(天台宗)
御本尊
不動明王
文化財
木造不動明王坐像 
(岩手県指定文化財)
御詠歌
大慈心姫待滝の不動尊 
もるるかたなき誓ひぞうれし
所在地
〒029-4102
岩手県西磐井郡平泉町平泉字北沢16番地
TEL
0191-46-4931
FAX
0191-46-4931
アクセス
  • JR東北本線 
    平泉駅下車 
    タクシー8分(6km)
  • 東北自動車道 
    一関インターチェンジ 
    車で10分(7km)
  • 東北自動車道 
    平泉前沢インターチェンジ 
    車で15分(10km)
  • 路線バスあり(季節営業)
悪路王は今日から攫ってきた姫君を「籠姫」に閉じ込め、「櫻野」で花見を楽しんだ。逃げようとする姫君を待ち伏せした瀧を、人々は「姫待滝」と呼んだという。桓武天皇の詔を奉じて、征夷大将軍坂上田村麿公が悪路王等を成敗したのち、智証大師が達谷西光寺飛地境内である姫待滝の本尊として、丈六の不動明王像をお祀りした。
そののち、藤原基衡公が荘厳な堂宇を再建したは、年月を経て退転し、寛政元年(1789年)に「達谷窟」の御神域の現在地に、桁行三間梁間三間一重宝形造茅葺に規模を縮小して再建され、現在に至っている。
不動明王坐像は丈六の大像で、カツラ材を用いた一木彫。製作年代は藤原時代で、岩手県指定文化財(昭和50年指定)。なお、古来より別當の達谷西光寺が祭祀を執行してきた。
酉年生まれの守本尊で、火伏と眼病の神様。また、生涯一度の大願が叶うとされる。