第三十五番札所 山本不動尊

【山本不動尊】
徳善院とくぜんいん(真言宗智山派)
御本尊
不動明王
御詠歌
そびい立 
梵天岩の 
寺にきて 
石戸をひらく 
不動明王
所在地
〒963-5685
福島県東白川郡棚倉町大字北山本字小桧沢94-2
TEL
0247-33-2445
FAX
0247-33-4156
アクセス
  • JR 
    水郡線 
    近津駅下車 
    タクシー15分(5km) 
    徒歩は無理
霊験あらたかな不動尊として広く世に知られている、山本不動尊の御本尊は弘法大師の御持仏といわれ渓流を眼下に50米の巨巖の洞窟に安置された世にも稀れな霊場で平城天皇大同二年(809)弘法大師の御開創であると伝えられています。御縁起によりますと弘法大師勅命により湯殿山開基の為東北へあんぎゃの途上当地方八溝山(1022米)系鬼頬山(701米)に住む悪鬼調伏祈願の為同山々腹に護摩坦(現在)を築き37日の不動護摩の秘法を修行せしに霊験空しからず結願に悪鬼退散し以来住民安穏なることを得て生業にいそしむことが出来たと云われます。弘法大師はこの地こそ不動明王有縁の地なりと感得し尊像奉安の霊地を当山の霊窟に求められたと伝えられます。この尊像は大師にお供して来た道隔阿闍梨がこの地に留まり草庵を結び、日夜供養と修法に精進致しましたので登山参拝の人々にて賑い諸堂宇の建立と相待って貴賤の耳目を驚かすと記録されております。爾来1170余年霊窟の不動尊として世に知られ賑わっております。