第二十八番札所 瑞巌寺 五大堂

【五大明王 前立不動尊】
瑞巌寺 五大堂ずいがんじ ごだいどう(臨済宗妙心寺派)
御本尊
五大明王(五大堂) 
聖観音菩薩(瑞巌寺)
文化財
本堂・庫裡及び回廊・御成玄関(国宝) 
本堂障壁画・雲版・五大堂他(国重文)
御詠歌
松島の 
邊りに浮かぶ 
五大堂 
除災招福 
願い祈らん
所在地
〒981-0213
宮城県宮城郡松島町松島字町内91
TEL
022-354-2023
TEL
022-354-3417(五大堂)
ホームページ
http://www.zuiganji.or.jp/index.html
アクセス
  • JR 
    仙石線 
    松島海岸駅下車 
    徒歩10分
瑞巌寺は、もと青龍山延福寺と称し天長五年(828年)慈覚大師が開山した天台宗寺院であった。鎌倉期にいたって入宋の法心性西を開山の祖として円福寺という臨済宗の禅林に改められ、戦国末期九十三世実堂の代から妙心寺派となった。
仙台藩主伊達政宗公のとき師父と仰ぐ虎哉宗乙禅師のすすめで、現在の堂宇を造営し、慶長十四年(1609年)に完成した。次で政宗の遺志をついだ二代忠宗は雲居禅師を招いて中興の祖とした。現存する諸堂は桃山時代を代表する貴重な建造物になっている。
五大堂は境外に在り、透し橋を架けた島に端正な御堂を映す。縁起は、大同二年に坂上田村麻呂が毘沙門堂を建て、のち慈覚大師がこの地に五大明王を安置して延福寺の守護を願われ、慶長九年に伊達政宗が再建した。